ご依頼者のDさんは84才でした。
夫の妹であるEさん(独身)は数年前に転倒、骨折し、それ以来介護状態になり入院中なのですが、自宅がそのままだったため、Dさんが定期的にその空き家や庭の手入れをしたり、病院の支払い等をしていました。しかし隣家から度々、庭の木の枝や落ち葉に対する苦情があり、Dさんは、自分も高齢なこともあり、これからどうしたら良いかと大変お困りでした。
そこで、家族信託で介護の対策ができることをお伝えしたところ、ご家族で話し合われ、Eさんの姪にあたる方が受託者を引き受けてくださる事となりました。そうしてDさんは先々の不安から解消され、安心して介護のお手伝いにあたれる事になりました。
その後Eさんの自宅は、リフォームやシェアハウス等の様々な計画をしましたが、増築部分が多くリフォームに適さなかったため、最終的には売却し、介護費用へ充当しました。もちろん税理士とも連携し、翌年の申告も連動した対策を取りましたので、皆さんにご安心いただきました。